あやべとうふ店
綾部 徹郎
さん
移住年:2010年
住まいはどのようにして 見つけましたか?
北ノ郷の集落の方を、清水陽介さんを通じて紹介してもらいました。集落の方の繋がりが出来たことで、家探しを進められることが出来たと思います。
お仕事はなにをされていますか?
草野川が近くを流れる北ノ郷という集落で豆腐作りしています。火曜日と金曜日は長浜市内で行商に出ていて、決まった場所で販売をさせてもらっています。水曜が定休日でそれ以外はお店で直売をしていますが、土日はイベントへ出店することも有ります。
なぜ長浜への移住を決めたのですか?
大きなビジョンも持たずサラリーマンとして働き続けることに疑問を感じ、自分の力で生きていきたいという思いが強くなったことから、飲食系で独立したいと思うようになります。移住前に勤めていた三重が盆地だったこともあって、開けた気持ちのいい場所に移住したいと考えていた時に長浜に縁ができ、豆腐作りの環境として申し分なかったので移住を決めました。場所もさることながら、20回以上通う中で、この人たちとならと思える関係性を築けたことが決め手です。
移住の際どんなことが大変でしたか?
集落とその住人の皆さんとは良好な関係が築けた一方で、なかなか家が見つからなかった時は焦りました。何度も通っていたため、移住の苦労は感じませんでしたが、豆腐のお客様が出来るまでの半年間は苦しい思いをしました。
長浜の暮らしの魅力って?
北ノ郷は田圃に囲まれ空が広く開放感が有ります。販売などで車に乗っている時に見る、田んぼで風で揺れている夏は青々とした、秋は黄金色の稲穂は感動的な風景です。暮らしている方々も、こちらが真摯に向きあえば応えてくれる人たちばかりです。
地域とはどのように関わっていますか?
一般的な近所づきあいはもちろん、神社のお祭や集落内の掃除、地域で管理している山の手入れなどをしています。
将来の夢・今後していきたいことはありますか?
素朴な料理を提供する豆腐料理店をしたいと思っています。豆腐の丼ぶりやお惣菜など今までのイベントの経験をもとに考えが広がってきています。集落の前は見晴らしの良い田園風景が広がっていますので、そうした風景が見られる場所でお店を構えるのが目標です。
移住を考えられている方へメッセージを。
まずは、その地域の人との繋がりを作ることです。一回来ただけではわからないので時間があるかぎり通い倒し、会った人には誰とでも話すようにすることで、その地域のことがより理解できるようになると思います。