みたて農園
立見 真実
さん
移住年:2012年
仕事はなにをされていますか?
農業をしながら、グラノーラなど大豆やお米を使った加工品の開発をしています。ケータリングで消費者の方との接点も積極的に作るようにしていて、直接口にした時の反応や声をいただけるので自分たちの活動のモチベーションの向上に繋がっています。今後は豆乳メーカーの導入や米粉の利用で、加工品の幅を広げていきたいと思っています。
なぜ長浜への移住を決めたのですか?
芸術系の大学に進学する中で、食に関する関心が大きくなっていきました。卒業後も京都で生活は続けていましたが、なにもないと思っていた長浜で活動する農家や団体の話題を聞くようになって、その人たちへの興味が強くなっていきました。3.11の震災をきっかけにより食への関心も高まり、Uターンすることを決めました。
長浜の暮らしの魅力って?
昔からあまり変わらない地域だけど、面白い活動をしている人がたくさんいて、年齢も関係なく仲良くなれるような心地良い人とのコミュニケーションが出来ることが暮らしの中での面白さになっています。地域ごとの特色も強くて、嫁いだ先の馬上の集落と、生まれ育った旧長浜市とでは全然文化が違って日々刺激をもらっています。
地域とはどのように 関わっていますか?
農業を通して徐々に嫁いだ先の集落にも溶け込めるようになってきました。挨拶をすることで相手も心をひらいてくれて、地元の方に馬上の人間として認められていると感じられます。法事等の行事では、初めてのことや、文化の違いから戸惑うことも多いですが、少しずつ地域での作法にも慣れていきたいと思っています。
将来の夢 今後していきたいことはありますか?
今はまだ、ケータリングなどのイベント出店が殆どで、ゆくゆくは自分の居場所をもって加工から販売、食事の提供まで出来る環境を作っていきたいと思っています。
休日の過ごし方を教えて下さい。
暮らしに密接に関わる農業をはじめて思ってことは、仕事と生活の境い目が曖昧ということ。仕事である農業も暮らしの一部だと感じています。作業を完全にしない日は、夫ともにいろいろな方に出会いに行ったり、知り合いの企画するイベント等に参加する事が多いです。
移住を考えられている方へ メッセージを。
移住後の生活を充実したものに出来るかは、すでに住んでいる人の和の中にいかに入っていくかだと思います。私ももともと実家が長浜にあったためUターンの際の苦労はありませんでしたが、今の暮らしの楽しさがあるのは、帰ってからいろいろな人と繋がれた事が一番の要因です。長浜は、そうした出会いの中で新しいモノやコトが生まれていってどんどん楽しくなる地域だから、移住する際にはどんどん色んな人と出会って下さい!